こんにちは！MOVE整体院ひたちなか佐和店の伊藤です。

本記事では『脊柱管狭窄症の痛み、痺れの対策』について解説していきます。

はじめに

「歩いていると足が痺れる」「休むと楽になるけど、またすぐ痺れてくる」これがよくある脊柱管狭窄症の症状です。

この症状は高齢者に多く、「年齢のせいだ」と放置されがちですが、正しいケアをすれば、日常生活を快適に過ごすことができるようになります。

今回は、脊柱管狭窄症のケア方法について、理学療法士の視点と実際の改善事例を交えてご紹介していきます！

狭窄症とは？

加齢や姿勢の崩れ、椎間板の変性などで脊柱管が狭くなると、中を通っている神経が圧迫され、

①脚の痺れ、②痛み、③歩行障害（間欠性跛行）などが起こります。

よくある症状と特徴

⚫︎間欠性跛行（かんけつせいはこう）

しばらく歩くと足が痺れて、休むとまた歩けるようになる。これが典型的な症状です。

⚫︎前屈みになると楽になる

前屈みになると神経の圧迫が和らぎ、症状も軽減します。そのため、「買い物カートやシルバーカーに掴まれば楽」という場合も多いです。

⚫︎足の冷え・脱力感・つまづきやすい

神経の伝達が悪くなるため、筋力がうまく発揮できなかったり、感覚が鈍くなったりします。

脊柱管狭窄症を悪化させる生活習慣

①猫背や反り腰の姿勢

本来、背骨は緩やかなS字形ですが、猫背や反り腰によって極端なカーブとなると、脊柱管への負担が強まります。特に、反り腰の人は要注意。上で述べた通り、前屈みで症状が和らぐのは、反り腰で強くなったカーブが和らぎ、脊柱管の圧迫が弱まるためです。

②長時間の立ち仕事や歩行

長時間悪い姿勢で立っていると、神経の圧迫が進み、痺れや痛みが強くなります。

③腹筋郡、インナーマッスルの筋力低下

体幹の安定には、腹横筋などのインナーマッスルの筋力が必要です。しかし、筋肉がうまく使えていないと腰椎（背骨）にかかる負担が増加し、より狭窄症を悪化させる原因となります。

今日からできる予防法・改善法

①股関節のストレッチ

・片脚を曲げ、反対足をきるだけ後ろに伸ばす。

・後ろに伸ばした足の付け根が伸びるのを意識しながら、30秒キープ。

②背中のストレッチ

・仰向けになり、両脚を抱える。

・腰が伸びるのを意識しながら、30秒キープ。

③腹横筋トレーニング（ドローイン）

・仰向けになり、膝を立ててリラックス。

・息を吸いながらお腹を膨らます。（5秒かけてゆっくり）

・息を吐きながらお腹をへこませる。（5秒かけてゆっくり）

・10回繰り返す

まとめ：脊柱管狭窄症は予防できる！

いかがでしたか？

脊柱管狭窄症はただ「年のせい」ではなく、姿勢・体の使い方・筋肉の使い方で予防することができます。

この記事を参考に、日々の予防習慣に役立ててみてくださいね。

ですが、まず大事なのは狭窄症を悪化させている原因を知ることです。

当院では、脊柱管狭窄症でお悩みのお客様一人一人の根本原因をお伝えすることを大切にしています。

お悩みの方は是非一度ご相談ください。